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車いすユーザーの目線で「京のまち」週1回愚痴ります。 お付き合いくださいね。

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ブログテーマ:“感動ポルノ”と無縁なマメが考えること


マメは927

どん底から再起 新横綱Vの照ノ富士を奮い立たせた「隻腕の力士」

https://mainichi.jp/articles/20210926/k00/00m/050/1920

 

というサイトを見つけた。

 

このサイトの中で横綱・照ノ富士関がポツリと

話しているとおり「昔のドキュメンタリー番組で、

片腕だけで相撲を取っている人を見た。

片腕がなくても一生懸命に相撲を取っている

姿を見ていたら、自分も、という気持ちになる」

という言葉から、怪我と病気の治療を機に

変わったであろう照ノ富士関の努力と

精神力と謙虚な態度が見えてくる。

照ノ富士関を奮い立たせた

“隻腕の高校生力士”布施美樹氏(47)同様、

障害があってもスポーツだけでなく

他の分野でも活躍している人は多い。

 

布施氏も高校生力士当時は、迷惑だっただろう

“感動ポルノ”という言葉がある。

 

この言葉は、障害者が障害を持っているというだけで、

あるいは持っていることを含みにして、

「感動をもらった、励まされた」と言われる

場面を表している。そこでは、障害を負った

経緯やその負担、障害者本人の思いではなく、

積極的・前向きに努力する

(=障害があってもそれに耐えて・負けずに頑張る)

姿がクローズアップされがちで

「清く正しい障害者」が懸命に何かを達成しようとする

場面をメディアで取り上げることである。

 

社会心理学者でスクールカウンセラーの

碓井真史氏は、「感動自体が悪いわけではなく、

無意識に対象を一段低く見る差別を生んでしまうことが問題。」

と記述しているそうだ。

 

“感動ポルノ”が、碓井氏が記述しているとおり、

日本国民各自が無意識だとしてもマメ達

障害者が一段低く見られているのならば、

感動ポルノは営利目的にメディアが

勝手に作り出した虚像の世界である。

 

従って、やるべき事・やりたい事だけを

行っているだけのマメは、清く正しい障害者として

日本社会のスポットライトを浴びたくはない。

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