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マメは1月25日
障害者雇用に取り組みたくて入省したら、障害がある息子が生まれた
母として役人として目指してきたこと
https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/
いう記事を見付けた。
この記事は厚生労働省に勤務する
障害者雇用対策課長小野寺徳子氏が、
官僚と障害のある子の子育ての2つの視点から見た
障害のある我が子に付いて語った体験談である。
この記事の中でマメが気に入った項目と
その理由は、以下のとおりである。
1, 息子の障害が見つかる「なんでうちの子なんだろう?」
理由: 医師に「「右側頭葉に萎縮の疑いがある」
と言われたときの母親の心境はどのようなものであるのであろう。
記事の中で小野寺氏は「診断されて
愕然とする、ということはありませんでした。」
と述べている。
マメは「小野寺氏は福祉制度について熟知しているとは思うが、
そんなに前向き考えが切り替えられるのか?・・・・。」と思っている。
2, やりがいが抱けなかった就労訓練の福祉事業所
理由:息子の広也氏が務めていた特例子会社の
新しい社長に小野寺氏が面接しにいくと、
「毎日2時間かけて通っているのに
賃金に見合った仕事ができていない。
本人にとっても良くないのでは」と突き放された。
「こういう時に私は母親の立場もあるのですが、
行政の立場で考えてしまうところがあるのです。
両者言い分があるな、とつい思ってしまう」
「親としてはそんな状況に息子を置いておくのは
かわいそうですし、正直『特例子会社なのに』
とも思いましたが、労働行政の立場だと
ここで苦慮させることで障害者雇用にネガティブに
なられても困ると考えてしまう」という場面で、
普通の障害のある親ならば、「感情論を展開する。」
または「絶望間に陥ってしまう。」ことになるであろう。
だが小野寺氏は「こういう時に私は母親の立場もあるのですが、
行政の立場で考えてしまうところがあるのです。
両者言い分があるな、とつい思ってしまう」と
母として冷静に状況を把握しようと努めている点だ。
全ての障害のある親達が、小野寺親子のようには
暮らせないことは、承知している。
だが我が国では財政悪化によって、
弱肉強食の傾向が毎年強くなっている中、
小野寺氏ように官僚と障害のある母親の
2足の草鞋を長い間履いている人が
存在しているだけで、少しだけ心の救いに
なったマメである。