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マメは9月28日
遺族「障害者への差別」 逸失利益、健常者の6割は妥当か
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3e63f0f9d9
というサイトを見つけた。
マメは逸失利益という言葉を初めて聞いた。
このサイトを読む限り大阪地方裁判所は、
「交通事故の被害に遭い亡くなった
重度の聴覚障害があった井出安優香さんが
将来得られる生涯賃金は、
健常者の6割と算定した。」そうだ。
このIT化・人類の多様化を東京五輪・
パラリンピックで高らかに掲げた我が国の裁判所が・・・。
もちろん重度の聴覚障害があった
井出安優香さんが社会的地位を築くには、
相当の努力・人脈・運・協力体制が
必要になることは間違いない。
だが健常者の中にも、努力しない・
無責任・約束を守らない・・・・等
社会的失格者と呼ばれながらも生きている人も多い。
従って大阪地裁が裁判中で述べた
「被告の運転手側と会社側は死亡事故の責任は認めたが、
安優香さんが生まれつき重度の難聴で、
自賠責保険の基準に照らせば労働能力は
92%失われていると主張。
「大学に進学して正社員として就職することは難しい」
とし、健常者と障害者の賃金差も踏まえ、
将来年収額は聴覚障害者の平均の約294万円が
合理的とした。算出した逸失利益は、
健常者の約6割にあたる。」
意見は安優香さんの将来を一方的な予測である。
またこのサイトの中で紹介しているが、
損害賠償に詳しい立命館大の
吉村良一名誉教授(民法)によると
子供に逸失利益を認めるようになったのは
50年ほど前。ただ、平均賃金の差などから、
女子の額は男子よりも低く抑えられた。
その後、女性の社会進出が進む中で、
将来の就労の可能性に男女差はほぼなくなったとして、
女子の逸失利益は一般男女の平均賃金を
基準に算定する判断が広がった。
一方、障害児の逸失利益は「ゼロ」と
されることも少なくなかった。
ただ、近年は男女差と同様、就労状況の
改善を踏まえた判決も出ている。
広島高裁は9月、高校時代に車にはねられ、
高次脳機能障害が残った30代の
全盲女性に、一般男女の平均賃金の8割の
逸失利益を認定する判決を出した。
現在の身体障害者の平均賃金は
「一般男女の7割」だが、1割分を
上乗せした形となった。 吉村氏は
「障害者との共生が今の国の政策であり、
裁判所は社会の大きな流れを念頭に置いた判断をすべきだ」
と強調している。
我が国の障害児は事故・事件の被害に遭っても
差別されることがよ~く解った。
安優香さんのご両親には
「所詮、賠償金UP目当てだろ!!」という
一部の誹謗中傷の声に対して、
最後まで負けないで欲しい。