医者上手にかかり下手
物事はうまく行うためには相手を信用
しなければならないというたとえ。
どんな名医でも、患者が信頼して従わなければ
病気を治すことは出来ないという意味。
小春日和となった11月30日、マメは
京都文教大学で行われた臨床心理士実習に参加した。
今回は、“精神障害者体験談”を学生達と一緒に聞いた。
今回語ったのは、女性の精神障害の人。
その人は病気発症時の状況・家族との関わり・
医療機関との関わり・精神障害の人同士の結婚までの
道のり等を、緊張した面持ちで語ってくれた。
マメは語りの中で、医療機関との関わりの部分に
一番惹かれた。
私達は病気(障害)に患っていると診断されたときから
患者となり、主治医との2人三脚での治療がスタートする。
インフォームドコンセントの考え方が主流をなった現在でも
患者と家族は、主治医との信頼関係を築くことが
治療する上で最重要となる為、患者は主治医に対して
治療方針・投薬・治療期間中生活について等要望・不満を
直接言いにくい。よって
医師:「症状はどうですか?」
患者:「大丈夫です。」
医師:「毎日ご飯は、食べていますか?」
患者:「はい。」
医師:「毎日、眠れていますか?」
患者:「眠れます。」
医師:「続いて〇〇を処方しましょう。」
患者:「お願いします。」」
の会話が問診で繰り返され、患者と家族は、
看護師をとおして主治医への要望・不満を
言うのだが、受け入れられるケースは少ない。
知識・人脈・勇気を有している患者は、
自ら主治医(医療機関)を変えてみたり
セカンドオピニオンを活用してみたりする。
だが、多くの患者と家族は「こんなん治らへんわ。」
「治療態度が悪い。」・・・主治医からの暴言に耐えて、
治療費を支払い続けている。
もちろん暴言を吐く医師は極一部の医師だろうが、
一部の医師による暴言によって、治療は遅れ
患者の症状は悪化してしまっているのは事実だ。
49歳となり病気のデパートと自称しているマメは、
右肘の手術(診断名:難治性潰瘍)を施された体験上
「治療実績で名医(医療機関)は本・インターネット等で
探せるが、その名医(医療機関)と患者の信頼関係が
築かれるとは限らない。」と考えている。
マメは今回実習で体験談語った精神障害者の言葉の
端々から“精神障害者と医師との信頼関係”の
難しさが感じられた。なぜなら血液・尿等の
あらゆる検査で客観的データが出せない精神医療の
中心は問診であると、以前より聞いていたからだ。
プライドが人一番高い医師(医療機関)にとって、
医学の知識を有している患者は厄介な存在だそうだが、
マメは身を守る為に死ぬまで厄介な存在になり続けたい。
暴言・逆ギレ「モンスター医師」恐怖の診療事例集
https://diamond.jp/articles/-/109206
【ARA患VAVI】全国患者推薦医師、ランキング名医、評判の病院、
https://www.mscn.net/phpbook/ara/doctor.php
NHK バリバラ | 【バリバラジャーナル】見え始めた精神医療の実態
http://www6.nhk.or.jp/baribara/lineup/single.html?i=513